- ADXって何?
- ADXの役割とは?見方も知りたい!
- ADXを活用したエントリー方法が知りたい!
本記事では、トレーダー間で人気のインジケーター「ADX」について説明から応用までお伝えしていきます。
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トレーダーの間でも環境認識によく使われているので、ぜひ普段の取引の参考にしてください!
目次
ADXとは?
ADXとは、トレンド系のインジケーターのことで、相場のトレンドの方向性の強さを示しています。
簡単にトレンドの方向性・強さを把握できるため、トレーダーの間でもよく使われている人気なインジケーターです。
レンジ相場などの相場が不安定な時も確認できるため、トレンドで手堅くトレードしたい人にも向いています。
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では、ADXの役割や見方について見ていきましょう。
ADXの役割や見方
ADXの役割や見方は下記の通りです。
ADXの役割
ADXの役割は先述したように主にトレンドの方向性や強さを見極めるために使います。
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レンジ相場も判断できるので、凡庸性が高いインジケーターと言えますね。
ADXの見方
ADXの見方としては、3つの線を基準として見ていきます。
-
- +DI
- -DI
- ADX線
それぞれの線の解説は下記でしていきます。
+DIは上昇トレンド
+DIは、買いの強弱を示していて、強い上昇トレンドの判断に長けています。
見方としては、40を超えたら強い上昇トレンドが発生している、20を下回ったらトレンドが発生していないという判断ができます。
-DIは下降トレンド
-DIは、売りの強弱を示していて、強い下降トレンドの判断に長けています。
先ほどとは逆で、40を超えたら強い下降トレンド、20を下回ったらトレンドがそもそも発生していないという判断ができます。
ADX線は総合的な強弱を示す
ADX線は、先程の「+DI」「-DI」を合計した総合的な強弱を示した線です。
見方としては、ADX線の数値が高ければ上昇トレンドの傾向が強く、数値が低ければ下降トレンドが強い傾向にあります。
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では、使い方を説明する前に、ADXの設定方法について見ていきましょう。
ADXの設定方法
MT4でADXを表示させるには「挿入→インディケータ→トレンド→Average Directional Movement Index」を選択してください。
選択後にパラメーターの設定が出てくると思いますが、「レベル表示」を編集・追加する必要があります。
+DIと-DIでレベルの「20」と「40」を参照して、相場のトレンドの強さを判断していくので、追加する数値は「20」と「40」を追加しておきましょう。
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レベル表示の設定まで終わったら次は使い方について見ていきましょう。
ADXを活用したエントリー方法
下記がADXを活用したエントリー方法です。
+DIと-DIのクロスを確認する
+DIで上昇トレンド、-DIで下降トレンドを把握できますが、クロスするポイントがあるとそれでトレンドの発生を予測することができます。
例えば以上のような、+DIが+DIを下から上に抜けたパターンを見てみると、実際の為替も上に上がって上昇トレンドを形成しているのがわかるかと思います。
この逆パターンで-DIが+Diを下から抜けているパターンは、下降トレンドが形成されやすい傾向にあります。
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+DIと-DIのクロスポイントを見ながらトレンドの発生を予測するとともに、ADXの数値もチェックしておきましょう。
ADXの数値を確認する
先程設定した「20」と「40」のレベル表示の数値ありましたよね。
クロスポイントを確認しつつ、ADXの数値も同時にチェックすることで、トレンドの強さを把握することができます。
- 40を超える場合は、強いトレンド
- 20以下はトレンドが弱い・発生していない
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数値にも注目することで、エントリーの根拠を増やすことができるので、より手堅いエントリーができます。
移動平均線と併用する
ADXはトレンドを把握できる優秀なインジケーターですが、他のインジケーターと併用して使った方が、より信憑性の増した取引ができます。
今回おすすめするのは、移動平均線と併用して使う方法です。
移動平均線もクロスするポイントがあって、これをゴールデンクロスとデッドクロスといいます。
ゴールデンクロスが上昇トレンド、デッドクロスが下降トレンドなので、ADXと少し似ていますよね。
ADXの数値をチェックしながら、+DI・-DIのクロスポイント、移動平均線のゴールデンクロスとデッドクロスの条件が揃ったときにトレンド発生が濃厚なパターンになるので、そのときに順張りで素直にエントリーするのがおすすめです。
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移動平均線は基礎的なインジケーターでいろんな手法で併用されているので、まだ知らない方は一度下記の記事に目を通しておいてくださいね。
まとめ
ADXは、トレーダーの間でもよく使われているインジケーターですが、単体で使う人はほとんどいません。
使うときは上記でもお伝えしたように移動平均線や他のインジケーターと併用して使ってくださいね。